独学の基本:
計画の基準は「参考書」に置く
受験勉強における「計画の立て方」は人それぞれであり、調べれば無数の手法が出てきます。しかし、本サイトが提唱する最も効率的でブレない勉強のコツは「すべて自分でやること(独学)」に尽きます。
塾や予備校のカリキュラムに受け身で乗るのではなく、良質な参考書を用いた独学を前提とすることで、自分のペースで最速のインプットとアウトプットが可能になります。
では、独学における計画は何を基準に立てるべきか。それは時間でもページ数でもなく、「参考書(および過去問)」です。「どの参考書を、いつまでに終わらせるか」という単位で計画を構築していくのが基本となります。
【マクロ計画】
長期は「月単位」でざっくりと
受験本番までの長期的な計画(マクロ計画)は、必ず「月単位」でざっくりと考えます。よく言われるコツですが、数ヶ月先の計画を日割りで細かくしすぎるのは挫折の元です。
MACRO PLANNING
上のイメージの「7月と8月でこの参考書を終わらせる」「11月からは過去問と応用問題集に入る」といったように、月単位でどの参考書を進めるかを科目ごとに割り当てます。
なぜ月単位なのか。それは「融通が利くから」です。参考書にかかる期間を最初から正確に見積もることは不可能です。予定より遅れても、月単位のざっくりとした計画なら、その月の中で調整したり、翌月の計画を少し修正するだけで軌道修正が可能です。
このマクロ計画をベースにして勉強を進め、模試(東大実戦・オープンなど)の前には、その範囲に合わせて一時的に計画を微調整する、というようにするのが基本です。
【ミクロ計画】
直前期は「日単位」に落とし込む
秋までは月単位のざっくり計画で十分ですが、年が変わる頃(共通テスト後〜二次試験直前期)からは、マクロ計画と並行して「少しミクロな計画」を立てる必要があります。
なぜ直前期は細かく計画するのか?
直前期は「あれもこれもやらなきゃ」と精神的な焦りがピークに達します。ざっくりとした計画のままだと、その日に何をやるべきか迷う時間が生じ、やり残しが発生してさらに焦る悪循環に陥ります。これを防ぐためにミクロ計画を立てましょう。
ミクロな計画は、最小で「日単位」まで落とし込みます。手順は極めてシンプルです。
- 1 やりたいことを全て書き出す 頭の中にある不安(「あの分野の復習」「過去問の〇年分」など)を全て紙に書き出します。
- 2 優先順位をつける 書き出したタスクに対し、重要度とかかる時間を考慮して、優先度を分けていきます。
- 3 日ごとに割り当てる 優先度の高いものから、本番までのカレンダー(日割り)に当てはめていきます。
すべてを書き出して整理することで、「今日はスケジュール帳に書かれたタスクだけを無心でやればいい」という状態を作れます。やるべきことが整理されているので、余計な思考や不安が消え、目の前の問題に100%集中できるようになります。
計画を立てるための「全体像」の把握
ここまでマクロとミクロの計画術を解説しましたが、大前提として「マクロな計画は、学習の全体像をある程度把握していないと立てられない」という事実があります。
「どんな分野があるのか」「どういう順番で学ぶべきか」「どのレベルの参考書が必要なのか」という地図が頭になければ、月ごとの割り当ては不可能です。まずは科目ごとに、学習の流れと全体像を把握することから始めてください。
入試数学・深層の体系
参考書との併用で手法を整理する
独学で最難関大を突破するための「武器」として。入試数学を抽象化し、体系的にまとめた解説集を用意しました。